遺贈・相続のトラブル法律ガイド



ビデオで撮影した遺言は有効かについて

ホームビデオによる遺言は認められるのですか?

現在、ホームビデオは、家族旅行や子供の運動会などには欠かせない便利なものといえます。

なので、このビデオを遺言にも使おうという考え方は非常に合理的ですし、またよいアイデアのように思えるのですが、残念ながら法律ではビデオによる遺言は認められていません。

現行の民法では、遺言は必ず書面で残さなければならないことになっています。

これは、ビデオですと後で編集される危険性がありますし、一度編集されてしまうと、それを確かめるのはかなり難しくなるからです。

つまり、ビデオは書面と比較して、まだ信頼性が低いと考えられているということです。

口頭での遺言書は有効ですか?

危急時には「口頭」での遺言が認められていますが、これも証人がきちんと書面に作成しなければ効力がありません。

ちなみに、ここでいう書面というのは、文字で人の意思を記したもののことをいいます。


愛人の子の相続分の計算方法は?
遺言書を勝手に開封したら犯罪になるの?
遺言書を変更する方法は?
ビデオで撮影した遺言は有効?
認知症の高齢者の遺言書は有効?
相続人の優先順位は?
遺言書のうち検認が必要なのは?
遺言書の訂正・変更と無効
遺言書をビデオで活用する?
遺言書は夫婦2人でも有効?

Copyright (C) 2011 遺贈・相続のトラブル法律ガイド All Rights Reserved