成年後見制度には、どのようなものがありますか?
次のようなものに分けられます。
■法定後見
■任意後見
法定後見とは?
法定後見というのは、家庭裁判所の審判により開始される制度のことをいいます。
また、法定後見には、次の3つの類型があります。
■後見
⇒ 判断能力を欠くのが通常の状況の場合の人を対象にしています。
■保佐
⇒ 判断能力が著しく不十分な場合の人を対象にしています。
■補助
⇒ 判断能力が不十分な場合の人を対象にしています。
任意後見とは?
任意後見というのは、自己の判断能力が不十分になった場合に備えて、本人が事前に代理人に、財産管理や身上監護の事務について、代理権を与える任意後見契約をしておくもののことをいいます。
法定後見と任意後見の違いは?
任意後見は、本人が健常なうちに契約しておくという点において、法定後見とは大きく異なります。 |