遺贈・相続のトラブル法律ガイド



書面主義、慰謝料について

書面主義とはどのようなものですか?

書面主義というのは、口頭弁論と対立するものです。口頭ですと説明しにくい事実関係には、この書面主義を例外的に取り入れています。

具体的には、訴状や準備書面などがこれに該当します。

なお、現実の民事訴訟では、むしろ書面に比重が置かれた審理が行われていて、口頭弁論といっても書面のやり取りをするだけというケースも多いです。

慰謝料とはどのようなものですか?

慰謝料というのは、精神的障害に対する賠償金のことをいいます。持ち物を壊されたりした場合は財産的損害になりますが、精神的損害は、肉体的苦痛、悲嘆、恥辱などになります。

民法第710条では、不法行為すべてについて精神的損害があれば、これに対する慰謝料を広く認めています。

なお、明文の規定はありませんが、医療過誤や交通機関(飛行機やタクシーなど)による事故などの債務不履行の場合にも、不法行為による人身事故と同様に慰謝料を求めることができます。


審理は口頭弁論が基本?
被告が行方不明で訴状が渡せない場合は?
第三者異議の訴えと配当異議の訴え
判決に不服があるときは?
被告と被告人の違いは?
書面主義、慰謝料とは?
強制執行でも反論できるの?
証拠調べと証人尋問
上訴と控訴の違いは?
無効と取消の違いは?

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