書面主義とはどのようなものですか?
書面主義というのは、口頭弁論と対立するものです。口頭ですと説明しにくい事実関係には、この書面主義を例外的に取り入れています。
具体的には、訴状や準備書面などがこれに該当します。
なお、現実の民事訴訟では、むしろ書面に比重が置かれた審理が行われていて、口頭弁論といっても書面のやり取りをするだけというケースも多いです。
慰謝料とはどのようなものですか?
慰謝料というのは、精神的障害に対する賠償金のことをいいます。持ち物を壊されたりした場合は財産的損害になりますが、精神的損害は、肉体的苦痛、悲嘆、恥辱などになります。
民法第710条では、不法行為すべてについて精神的損害があれば、これに対する慰謝料を広く認めています。
なお、明文の規定はありませんが、医療過誤や交通機関(飛行機やタクシーなど)による事故などの債務不履行の場合にも、不法行為による人身事故と同様に慰謝料を求めることができます。 |